f520g（45フレーム／秒）のファイル間ギャップを調査／hp

ドライブレコーダーf520g（製品）で、1920×1080p45の解像度を使用した時のファイル間ギャップを調査してみました！

ここで言うファイル間ギャップとは、生成されるファイル毎に生じる、撮影できていない空白時間の有無です。

調査方法

まずは、f520gで使用しているmicroSDHC（XC）メモリーカードの動画ファイルから、連続した２つのファイルを抽出です。

ちなみにf520gでは、HPIM0001.MOV→HPIM.MOV→HPIM0003.MOVのように、生成順にファイル名が連続して付いています。

その抽出した動画ファイルの最後のシーンと、次のファイルの最初のシーンにて、特定の位置を比較してチェック！

では具体的に調べた結果です。

検証２

ファイル録画間隔：３分

解像度：1920×1080p45

WDR：ON

検証１は、2304×1296p30です。

↓ HPIM0007.MOVファイル
（最後のシーン）

１２：１１：２８

↑ HPIM0008.MOVファイル
（最初のシーン）

１２：１１：２８

タイムスタンプ表示

前後ファイルともに、１２時１１分２８秒と同じ時刻になっています。

同時刻ということで、ファイル間ギャップは、最大でも１秒以内と判断することが出来ます。

※画像内のタイムスタンプは、意図的に拡大して埋め込み。

車両位置比較

赤矢印の先あたりで比較してみます。

タイムスタンプは同時刻を表していますが、車両の位置は少し違います。

ほんの僅かですが、移動した距離の分は、撮影されていません！

ということで、この部分がファイル間ギャップになります。

ファイル間ギャップ計算

実際に動いている距離と移動速度から割り出すことが可能です。

が…正確に計算するには、画像の位置を現場で測定する必要があります。

ただ現実的には、事故現場の検証などで無い限り無理があるので、推定で計算してみます。

５０cmくらいでしょうか？！

タイムスタンプに記録されている時速は、６２km／hです。

約６０km／hと分かりやすくしてみると、1秒間に移動する距離は…

60km ÷ 3,600秒 = 約0.0166…km/秒

※１時間＝3,600秒

※1km＝1,000m

16.66…m/秒となります。

ということで、時速60kmでは、１秒間に約17m進むことに！

１秒で１７ｍ移動する所を、５０ｃｍ（０．５ｍ）の移動であれば…

0.5 ÷ 17で、0.029….

雑な計算にはなりますが…

ファイル間ギャップは、約０．０２９秒と出ました！

もし50cmでなくて、１mだとしても、約０．０５８秒です。

少し見方を変えて、100km／hで走行しているとします。

その間に撮影できない距離は、約８３ｃｍです。

ファイル間ギャップ０（ゼロ）が理想ですが、上記くらいなら事故原因を特定するにあたって、問題ないレベルだと言えます。

また、この他にも同解像度設定で、３パターンくらい抽出してチェックしてみましたが、似たような感じでした。

検証１では、2304×1296p30をチェックしていますが、大きな差は出ていません。

ということで、個人的な印象としては、この他にも設定や使用するメモリーカードなど、様々な条件下での使用が想定されますが、f520gは問題の無いドライブレコーダーだと思います。