交通事故（右直事故）車両対車両

平成24年5月9日に突然あの事故が起きました！

時間は、午前8時46分です。

会社へ行くためマイカーを走らせていました。

あと１０分も走れば会社に到着というところでした。

とある国道を直進していると反対車線を直進してきた２ｔトラックが急に右折し、目の前に飛び出してきたのです。

あまりにも直前だった為、急ブレーキをかけるも間に合わずトラックの側面に衝突してしまいました。

幸いお互いに怪我は無かったのですが…。

事故原因では、もめることに！

明らかにドラックの無理な右折が原因なのに、ドラックの運転手の主張としては、だいぶ距離に余裕があったので、当方のスピードが速かったのではと…。

たしかに６０km/ｈ制限の道路だったので、６０km/ｈでは走行していましたが…。

※レーダー探知機の速度表示より。

６０キロを秒速に換算すると、１秒間に16.6m進むことになります。

６０km/ｈとはいえ、い～ちと数えている間に約２０ｍも進むのです！

もし７０km/ｈ、８０km/ｈといった速度なら無傷では済まなかったはずです。

ただし、速度違反が無かったことを立証するのは中々難しいです。

しかし！ドライブレコーダーがあれば状況は一変します。

走行速度も記録されているからです！

※ＧＰＳ搭載や車速パルスを取得している場合。

また、手間はかかりますが映像から速度を割り出すことも不可能ではありません。

今回のケースでは、ドライブレコーダーの専用ビューアーで確認したところ衝突直前の走行速度は５８km/hでした。

なんとなく嫌な予感を感じてアクセルはオフだったのだろうと推測しています。

またドライブレコーダーの映像をチェックしてみると、確かに距離的な余裕を感じたのですが、これはドライブレコーダーのカメラと人間の目では見え方に大きな違いがあることが原因です。

広角なドライブレコーダーになればなるほど、同じ距離でも遠くにあるように見えるのです。

実際に現場検証で、ドライブレコーダーの映像でトラックが飛び出してきた位置をチェックしたところ、安全に右折するには無理な距離だったことが分かりました。

その結果、右折車と直進車の事故では、通常直進車の過失が２０％になるところ１０％ということで決着しました。

当方側の信号は、青信号！相手方も青信号です。

※自動車保険の損害賠償にて。

個人的には１０％でも納得は行かないのですが…。

当然、この事故の原因はトラックに有りということです。

今回は怪我人なしでしたので、物損のみなので事故後の処理という意味では簡単でしたが、人身事故扱いになると刑事責任や行政処分といった側面も出てくるので厄介です。

※これはフィクションです。

ドライブレコーダーが無かったら

この手の事故では、事故の現場にもよりますが、歩行者の目撃証言があったとしても曖昧で自分に有利な証言となるかは微妙なところです。

下手をすれば、相当な速度だったなんて言われかねないです。

また事故の加害者（この場合、トラック）が、この右直事故のようなケースで素直に過失を認めることは少ないです。

だから、ドライブレコーダーがないと、事故原因でもめることになる可能性が高いです！

ドライブレコーダーがあっても容易に片付かないことも。

しかし、絶対にドライブレコーダーが付いていた方が良いことは明らかです！

特に走行速度が重要な要素となってくるようなケースでは、やはり速度記録もできるドライブレコーダーが安心です。